妖怪小旅行はまだ続く2007年08月17日 12:23

 8月17日(金)

 今日の小旅行は埼玉県内。
自宅~東松山:とんかつ屋『ぼたん』(昼食)~吉見百穴~岩室観音~吉見観音安楽寺~さきたま古墳公園~帰宅
出発10時の帰宅夕方7時である。
 妖怪と関連したネタは薄かったが、吉見百穴は天狗や鬼の隠れ家だった説や、コロポックルの住処だったなどの噂もチラホラ。
兎に角、よく掘ったもんだ横穴式住居?である。219個も穴が掘られ、マンションにしたら5階建てくらいだ。一階は大きな洞窟で、とても深くて涼しかった。戦争中は、飛行機のエンジンを造る為の軍需工場として利用されようとしていたそうだが、終戦の為、その計画は流れたとか。しかし、その時若干穴を壊されてしまったんだとか。
百穴内には、天然記念物のヒカリ苔も生息し、中々見所のある場所だ。
ここから土偶や勾玉などが出土されている様だし、こりゃあ間違いなく、妖怪ではなく、人間の先祖が造りあげたものであろうな。
まあ、穴一杯だし、何の為の穴か100%定かではないから、ミステリアスではあるわな。
 百穴の近くに岩室観音がある。
ここは、弘法大師が1体の観音像を彫刻して岩窟に納めたとか。以来数々の石仏が納められ、現在では88体もの石仏が岩の中に所狭しと祀られている。おどろしさは十二分の場所だった。
 安楽寺など見学した後、さきたま古墳公園に行った。
私は、実際に古墳を見るのは初めてだ、多分。
否、古墳に登るのは間違いなく初体験である。稲荷山古墳と呼ばれる前方後円墳と丸墓山古墳と呼ばれる円墳の二つに登ったが、見晴らしは最高、近隣にある他の古墳の形も確認でき、興奮した。でも、娘を抱っこしての古墳登りはキツかった。
写真は稲荷山古墳である。
ここもまた、ミステリアスさの漂う場所である。皆の衆も、是非行って見ては如何だろうか?

 お昼は『ぼたん』と云うとんかつ屋さんでとんかつをいただいた。
こだわりの豚肉と云われる平田牧場の三元豚を使った厚切りのとんかつは、ジューシーで弾力があった。肉の旨味は確かに強く、たいへん美味。肉だけでなく、衣(特にパン粉)などにも拘っているそうだ。風味が良いのはその為か?浅草辺りのとんかつより、私好みのとんかつであった。
小鉢と漬物、味噌汁がついて1000円前後。なるほど、地元では結構有名なとんかつ店らしい。

竜神酒造のお酒2007年08月18日 21:17

 8月18日(土)

 今日は幾分涼しかったが、冷房なしだとちと暑い。
そこで、妖怪巡りにも一息入れて、さいたま新都心へショッピングに。お店に入れば何処も涼しいからね。
 紀伊国屋書店で旅行ガイドなどを眺めつつ、妖怪本などを眺めつつ・・・
明日は川越探訪をする予定だ。9月になったら鎌倉探訪もしたいので、ガイドブックをゲット。

 珍しくマクドナルドで食事を摂った。タンドーリチキンが入ったピタパンが新商品だそうなので、いただいてみた。
ピタパンにタンドーリチキンとレタスを挟んだだけのチープな商品だったが、想像していたよりはチキンもソレっぽい風味だったし、ピタパンも若干ナンっぽくて、「ゲロゲロー、こんなの食えるかー!」と云うほどではなかった。
 あまり小さいうちからジャンキーな食品を与えたくはないのだが、娘もやはりポテトフライが好きな様である。血圧高くなるので、塩がきついと感じた時はあげないが、GOと判断した時は少しだけあげている。
 私の娘は標準よりちょっとサイズが小さいみたいだ。
私の母が心配していて「もっと食べさせろ」だの「病気じゃないか?」だのと煩い。なので、なるべく色んなものを食べさせている。
便乗して、私も色んなものを食べている。私はガンガン育っているんだがなー。本当に私の娘なんだろうか?
 
 晩に、先日館林の竜神酒造さんで買ってきたお酒を飲んだ。
竜神と云う名に惹かれてつい立ち寄ったのだが、何やらたいそうな酒屋さんだったようだ。
『オゼノユキドケ』シリーズが有名で、今年度、大吟醸酒が全国新酒鑑評会で金賞をとったらしい。
この酒蔵は地ビールも作っており、予約をすれば蔵内を見学もさせてくれる。地ビールも『オゼノユキドケ』と云う名で、黒、白、茶の三種が置いてあった。
私は、夏限定の純米吟醸生詰720mlと、柚子レモン酒720mlを一本ずつ購入した。2本で3000円弱、平均的な値だと思う。蔵の人たちも感じが好かったし、お酒次第では以後お付き合いさせていただこうと思っている。

川越は七不思議と小江戸ビール2007年08月19日 22:11

 8月19日(日)

 懲りずにまだ妖怪めぐりをしようと云う私とファミリーである。

 埼玉県と云えば『袖引き小僧』が有名だが、川越の郷土研究の中にもその内容が取り上げられているらしい。
袖引き小僧は、その昔、川越のお隣、川島町辺りに現れた妖怪だそうだが、今回それらしい手がかりはつかめなかった。残念。
茨城県には、これに似た妖怪で『袖引き狢』と云うのがいたそうだ。これは年老いた狢が、人間の妊婦の匂いに発情して、袖を引いて悪戯したと云う事らしい。
狢とか狐狸の類は、昔から人間に化ける話しを多く聞く。だから川島町の袖引き小僧も、実は狢が化けていたものなのかも知れない。
娘(香月)がまだ嫁さんの腹の中にいた頃に、ここいら辺を訪れていたなら、ひょっとすると袖引き小僧にも逢えたかもな?と子供の様な考えを巡らせる私は、今年で36歳のオヤジである。
 しかし、川越には七不思議話しが多く伝わり、また古い建物、蔵が多く残っているので、想像以上に楽しめた一日だった。
七不思議については、以後ホームページの方でアップする予定だ。「へー、川越ってそうなんだ~」と驚いて欲しい。
 ところで、川越には名所を巡ってくれる色んな周遊バスがある。
今回侮っていた我々は、この炎天下を、ベビーカーを押しながら徒歩で名所巡りをしてしまったのだが、完璧に失敗したと思っている。香月もバテバテだし、嫁も靴ズレができて後半歩くスピードがおばあちゃん並みだった。きっと明日から色んな後遺症が現れる筈である。
周遊バスは比較的安価だし、次回は是非利用したいと思った次第だ。
浅草同様、人力車も走っていたが、この炎天下ではバスの方が快適だろう。人力車を引っ張る人にも気の毒だしね。
ただ、人力車や徒歩巡りには利点もある。思い掛けないもの、場所に遭遇する事が多い点だ。例えば川越特産の紫芋のソフトクリームや、立ち飲みの水出し珈琲店。川越に銭洗い弁天様があったのにも驚いた。
町並み、建物を眺めながらの散策が目的なら、逆にバスはNGだろう。
目的、テーマによって交通を考えた方が快適な観光がかなうと云う事、今回はしみじみ感じた。
 
 小江戸ビールをご存知だろうか?
私も最近知ったのだが、小江戸ビールは川越で生まれ、入間辺りで作られているらしい。
第46回モンドセレクションビール部門では賞を総なめしたとか。
私の知るかぎり、赤、青、黒、茶、白(ラベルの色)の5種類があり、青と茶が生ビール、黒は黒ビール、白は無濾過ビール、赤は川越の紫芋を使った発泡酒だ。なんと発泡酒なのに赤が一番高価で、333ml瓶一本で400円くらいする。青や茶は一本270円くらいとそれほど高くないので、結構買い得かも?
因みに、青と赤が最高金賞を受賞、茶が金賞、黒と白が銀賞受賞だそうである。なんだか判らんが、凄いビールなんじゃないか?
兎に角、巷では流行っている様だし、試しに私も、店に置いてあった種類を一本ずつ買って来てみた。
感想は後のブログにて・・・。

小江戸ビールの黒(漆黒)2007年08月21日 21:54

 8月21日(火)

 連日暑いですな。暑い時はビールが上手い!
と云う事で、小江戸ビール黒(漆黒)を飲んでみた。モンドセレクション銀賞受賞の黒ビールである。

「上手い!泡がキメ細やか!」
「2種類のブラックモルトの他、6種の麦芽配合が重たすぎないまろやかさと軽やかさのバランスを生み出しました・・・」
だそうだ。
私は特に黒ビールが好きなので、贔屓目にみてしまいがちだが、瓶でこれだけ繊細に仕上げるとはな、うーん、素晴らしい!
これで銀賞なら、最高金賞ってどんだけ凄いのだろうか?
兎に角、小江戸ビールの黒はお勧めである。
キンキンに冷やして、できれば冷やしたグラスに静かに注いで、一気に飲み干して欲しい。

浅草の河童寺2007年08月22日 20:18

 8月22日(水)

 今日は、台東区立学校給食全体の衛生講習会が行われた。勿論我々の出席は義務である。
午後2時過ぎからと云うちょっと遅めの会だったので、お昼前に同僚と待ち合わせて河童寺見学に行こうと云う事になった。
 
 曹源寺、別名河童寺は合羽橋商店街から近い場所にあり、偶然だが、今回の講習会場とえらく近かったので、数日前に電話で、お寺さんに予約しておいたと云う訳だ。流石私、抜け目ない。ちゃっかりしてる。
 普段、境内にはアポ無しでも自由に立ち入れるのだが、河童堂と呼ばれるお堂には、河童の手のミイラや、有名漫画家さんたちが書いた河童の天上絵などが所蔵されており、拝観料制度はないが、予約をしなければ見る事ができない。住職さん立会いの下、見学ができるのである。
従って、住職さんが不在だと当然見学は不可となる。
実は我々、二度ほど見学を断られ、多忙な住職さんに、やっとの事でスケジュール調整をしていただき、見学に至った訳である。
先日もブログに書いたが、今年は河童のクゥなど映画も放映されている所為か、矢鱈とお堂の見学希望者が多いそうだ。住職さんも一層忙しいとか。ちょっとした河童ブームなのだろう。
たまたま私も河童をテーマにしてしまっていたものだから、きっとミーハー(妖怪ファンのミーハーと云うのも如何かと思うが)な奴めと思われてしまった事だろう。
しかし、親切な住職さんで、そんな状況でいながらも嫌な顔一つも見せず、我々の相手をして下さった。説明も充分して下さったし、写真撮影もOKだと言うし、こりゃあ好い夏休み自由研究となりましたってもんだね。
 詳しいレポートはホームページの方でご覧あれ。ちょっと時間が掛かるかも知れませんが、了承下せえ。

妖精?2007年08月23日 19:03

 8月23日(木)

 「こんなの応募してみたら?」
と、嫁が自分の買った本についてきた『妖精イラストコンテスト』の応募はがきを突きつけてきた。
 そう云えば最近、自分の力を試すような行いを何もしていない。
文章も締め切りに間に合わず、中途半端なままフォルダに保存したっきりで、相当たまっている。オチなんか忘れちゃってるから、多分それら短編は今後使えないんだろうな~。
いかん、いかん。
このままでは一生何も芽が出ない。
私の夢は、童話作家及び童話画家である??
童話作家になるなら、妖精の絵くらい描けなきゃダメだ??
妖怪も妖精も似たようなもんだし。
と云う事で、挑戦してみることにした。
締め切りまではまだ期間があるが、私の場合、こう云うのは思い立ったらすぐに一気にやってしまわないと完成が難しい。
で、完成したわさ。夕べ構想練って、今日半日掛けて。
 なかなかポップなのが描けたので、ここで公開したいところだが、残念、応募作品なのでそうも行きませんね。
妖精って、羽が生えてて、小さくて、クリクリパーマの女の子・・・みたいなイメージが強い様だ。誰がそう決めた訳でもないだろうに、他人に聴くと必ずそんなイメージだと言う。
だから、天邪鬼な私はあえて、「コレが妖精?」みたいなイラストを送って見る事にした。
その考えからして、この企画では対象外かも知れないが、でも、だからって羽が生えたパーマ少女を描いてもつまらんもんね。

このブログについて

私の作成するホーム頁『匂山人の有卦に入る』から分化したモノです。ですから、主なネタは妖怪、料理、音楽、家族、仲間、犬などになってます。
私に興味を持ってしまった奇特なアナタ、時にジンワリ、時にニンマリしてみてちょーだい。
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