ファースト・デー2007年09月01日 22:41

 9月1日(土)

 浦和三園のイーオンに、嫁と映画を観に出かけた。
娘は、先週月曜日との振り替えで、土曜保育をお願いした。
 毎月1日をファースト・デーとして、1000円の割引入場料サービスをしている映画館が多い。勿論、浦和三園のマイカルもである。
なので、今日は2本見ちゃおうかと計画を練った。
が、観たい映画は8月中に観てしまったし、どうしても観たい映画は今のところない。しかし、1000円なら、多少外れの映画も我慢できるしね。
で、タランティーノ監督の新作とオーシャンズ13なぞを観てきた。
ファースト・デーで混雑かと思いきや、劇場内スカスカなのに吃驚。好環境で観れたと云う事もあり、両作品ともまあまあ笑えたし、「1000円ならね」と二人とも納得。
 夕方、娘を保育園に迎えに行き、皆で焼肉屋へ。
そう云えば、私、昨夜も会社の付き合いで焼肉屋へ行っているのだが・・・。
ま、好っか。同僚と家族ではまた雰囲気違うし、お店も違うし、ビールが上手けりゃ幸せってモンでしょう。

2007年09月02日 19:00

 9月2日(日)

 今日はのんびり過ごそうと思ったが、退屈なのでDVDを借りてきた。
黒澤明監督作品の『夢』と、梅図かづお先生の『猫目小僧』実写版である。
 前作品は、結構マニアックな作品だ。黒澤明監督が見た夢を実写化した7本立てのオムニバスだ。どれも怪談の要素が高く、妖怪もちょこちょこと登場する。やっぱり、想像豊かなアーティストの方が、妖怪を見易いのだろうな。
台詞が少なくて眠気を誘われる作品だが、20年以上も前の作品とは思えないくらい映像が綺麗で、また芯の通った仕上がりである。
特に、今は亡き、いかりや長介氏が鬼を演じている話しは、ドキリとする迫力がある。他に桃の節句に於ける奇怪な夢、狐の嫁入り、雪女などなど、ラフカディオ・ハーンを彷彿させる話しのオンパレードである。これは、お勧めの逸品でっせ、のりへいさん。
 さてさて、猫目小僧さんの方だが、内容もCGも幼稚だけど、逆にそれが面白かった。もともと私が小学生くらいの時にテレビ放送されてたアニメ猫目小僧の内容となんら変わりない。因みに私は、そのアニメ版猫目小僧を全話分録画している。背景だけが動く、半アニメーション、半紙芝居みたいな作品だが、なかなか趣がある。
実写版は、如何見ても、猫目君の被り物をした人間としか見えないが、そこがまた梅図氏の狙いだったりもするのかな?
悪い妖怪は、『ギョロリ』と云う名の三つ目妖怪で、竹中直人氏が演じている。竹中氏も、この手の妖怪映画には必ず出演しているところをみると、相当な妖怪好きなのだろうな。
お勧めはしないが、息抜きにはなるかもね?な作品だ。

手作り和風モンブラン??2007年09月03日 18:28

 9月3日(月)

 今日から二学期が始まった。
しかし、給食は明日からで、今日は我々は調整作業。
学校職員が集まって昼食をたべると云う機会に、昨日作って持参した手作りのデザートを配らせてもらった。
 砕いて牛乳に浸したビスケットの上に、茨城産の新さつま芋を用い、煮て崩して寄せた芋羊羹を。更にその上に、マロンピューレー(輸入食材店で購入した缶詰め)を寒天で寄せた栗羊羹。切ると断面が3層になった、和風モンブランとでも言おうかな?そんなデザートである。
似た様なデザートは、昔散々作ったが、今回のは初めてである。そんな冒険デザートだった割には中々な評判だったので、また機会があったら、手作り冒険ものをシリーズとして提供したいと考えている。
 兎も角、明日からまた本業開始と云う事だ。

夢22007年09月09日 18:36

 9月9日(日)

 以前にのりへいが取り上げていた『ユメ十夜』。下のレンタル屋で貸し出しが始まったので観てみた。
 何じゃこりゃ?おもろない。小説読んでないと判らないモンかいな?
1夜~10夜まで、それぞれ別の有名監督が取った作品だとか。
どの監督さんも奇を衒い過ぎではないだろうか。コンセプトが見えな過ぎる。自己満足の為?若しくは通受けの為?又は他の監督を意識しすぎた?どうでも好いけど、こんだけ訳判んなかったら人気ないわな。新作なのに、一本しか置いてなくて、しかも誰も借りようとしない様子を見ると理由が判る気もする。これが面白いって云う奴は変わり者だね。
先日観た黒澤明氏の『夢』の方が、私は面白かったがね~。似たような趣向だし。アートといえども、やっぱり人に見せようと作った作品なら、もうちょっと見る側に親切でなけりゃあね~・・・。
 ケーブルテレビの日本映画専門チャンネルで、早くも『UDONN』が放送された。これは、昨年嫁が劇場に観に行って失敗だったと云うので、私もレンタルを躊躇していたのだが、テレビで見れるなら見ようと思った次第。
そしたら、面白いじゃないか!
そう嫁に言ったら、「劇場で観るほどではないと思っただけで、面白くないとは言ってないわ」と返されてしまった。
なるほど、私の誤解だった訳だ。凄く期待していなかったので、ちょっと得した気分になった一日だった。勿論お昼御飯は讃岐うどんにした。
トッピングは、昨夜作った豚バラ角肉と冬瓜の軟らか沖縄煮、葱、ワカメである。口がその気になっていたと云うのもあるが、嫁も私も娘も、あまりの美味しさにガツガツ食べてしまった。
UDONN、是非ご覧アレ。トータス松本とユースケのコンビは、昔スペースシャワーでやっていた『夕陽のドラゴン』を思い出さずにはいられない。

またまた妖怪映画2007年09月10日 23:50

 9月10日(月)

 レンタルビデオ屋を行き来していると、マイナーな作品も見つけてしまうものだ。
今回は『妖怪奇談』と云う、全く知らなかった作品と出合った。
しかも去年あたりに公開されていた映画らしい。これだけ妖怪アンテナを働かせている私をスルーしているなんて、信じられない。正に妖怪だ。
 内容は、現代版轆轤首、鎌鼬、のっぺら坊。三話オムニバスのようで、ちょっとずつ繋がっている。同時期に起こった人間の突然変異話だ。簡単に言えば、首が伸びちゃった人間、爪が伸びちゃった人間、目、鼻、口が無くなっちゃった人間の話である。
現代版の妖怪話を作る事自体は面白い発想だが、三話とも趣味や職業、性格が高じて妖怪化してしまうと云う内容なので、ちと飽きてしまう。
もっとどっぷり百物語風にしたら面白いだろうに。この作品は、オムニバスとは思わずに、3話で1話と思った方が好いだろう。
全員女性が妖怪化するあたりは狙いだろうな。
確かに、今の時代、女性の方が妖怪化している感はある。ちょっと古いが山姥メイクもそうだ。流行にいち早く飛びつき、凝り方が徹底的で、飽きるとポイ、異常に切り替えが早い。そんな男性には理解しがたい部分に着目し、妖怪的だと比喩した作品だ。
 本編のオープニングとエンディングにショートショートがおまけでついている。
恐らく蛇女であろう交通安全おばちゃんに、オープニングで男の子は食べられてしまうのだが、エンディングの女の子は自分も蛇女と化して、これから戦わんとばかりに舌なめずりをする。
これは、年の差を問わずにムキになる女性の、男性にはとんと理解しがたい姿が表現されていて面白い。
 変異した主人公はどれも不幸な結末を迎える内容になっているのだが、話の続編を用意するとするならば、恐らく時間が経てばまた普通の人間に戻り、ケロッとした態度で社会に溶け込んでしまうと云うのが好いだろう。
女は怖いな。家にも妖怪が二人と一匹いるからね~。

いざ鎌倉!妖怪探訪お終い!2007年09月15日 22:50

 9月15日(土)

 今年度の夏季妖怪巡りもそろそろお終いにしようと思う。閉めは鎌倉で。
 今朝は早起きして、娘を保育園に預け、嫁と二人で鎌倉探訪に出かけた。言わずとも知れているとは思うが、今回も私のサブタイトルは『鎌倉の妖怪』である。
 先日の川越巡りで学習したので、今回の現地交通手段はレンタル自転車にした。これははっきり言ってお勧めである。
鎌倉を自転車でスイスイ走る我々を見て、他の観光客が、皆口を揃えてこう言うのだ。「この次はわたし達もアレにしましょうよ!」
そうしなさいよ、徒歩ではそんなに廻りきれないし、かと言って車では駐車場が都合よい場所にないし、高い(10分100円くらい)し、道が狭くて混雑してるし、いい事ないよ。
道が狭くてちょっと走り辛い点、登り坂が多い点などもあるけど、鎌倉観光は自転車が一番だと思う。レンタル料は一日1600円。ギヤ付き、電動自転車などは若干お高め。
 
 今回のコースは、
鶴岡八幡宮(お約束。丁度お祭りだったので)~杉本寺(鎌倉最古の寺。坂東33巡礼の第一番寺)~建長寺~円応寺~ランチ(フレンチレストラン息吹)~銭洗い弁天~葛原岡神社~吉兆庵美術館(北大路魯山人作品など見学)~小町通り散策
の様なプラン。
 嫁はフレンチレストランでのランチや甘味処でのお茶、お土産購入が目的で、私は建長寺に伝わる伝説(狸和尚の話や天狗説)、円応寺の閻魔像見物、銭洗い弁天付近に伝わる白蛇伝説などに触れる事と、目的はそれぞれだったのだが、二人ともほぼ予定通りに楽しめて満足。
香月には悪かったが、彼女がもう少し大きくなったら、また3人で来たい場所の一つである事は間違いない。
 
 久しぶりのフレンチランチだった。
盛り付けが立体的と評判のお店を選んだのだが、値段も手ごろ、創作性に優れ、ボリュームもあり、店も隠れ家的で落ち着いた雰囲気で○。正にあたり店だった。鎌倉ビールも飲めたしね。(車じゃないから少々飲んじゃってもOKなのだ)
特に前菜の盛り合わせは面白いモノが多く、トマトのシャーベットや鶏のパテが入ったグージェール(シュー生地)などは、私のレパートリーにも近いのがあって、共感できるメニューだと思った。

 写真は建長寺敷地内にある半僧坊。からす天狗が仰山おって、大天狗が仁王立ち。
半僧坊の図は一枚300円。繁栄、安全、魔除けなど色んなご利益があるそうなので一枚ゲット。
簡単に説明すると「私を祀れば栄える」的な伝説であり、その僧坊が実は天狗だったのでは?という話が発展したらしい。
あべのせいめい社のトレードマークが五方星のように、ここのトレードマークは天狗の持つ内輪が模られていてユニークだった。
 他、円応寺閻魔像などの見物記は、ホームページの方へアップする予定であるからして、これにてお終い。

このブログについて

私の作成するホーム頁『匂山人の有卦に入る』から分化したモノです。ですから、主なネタは妖怪、料理、音楽、家族、仲間、犬などになってます。
私に興味を持ってしまった奇特なアナタ、時にジンワリ、時にニンマリしてみてちょーだい。
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