匂山人の　ジンワリ　ニンマリ

　1月14日（日）

　さいたま新都心に用事があったので行く途中、『揚州商人』と云う中華ラーメン店に寄った。
実は『ぱど』と云う無料の週間情報誌に、このお店の杏仁豆腐と皿海老ワンタンの無料チケットがあったので、その特典に釣られたと云うのもあったのだが・・・。
　揚州商人のラーメンは、日頃私が騒いでいる日本のラーメンやご当地ラーメンとはまた違う。
田舎では中華ラーメンとご当地のオリジナルラーメンが一緒くたになっていがちだ。誰も中華料理を学んでいないし修行もしていないのに、たかだか田舎でちょっと流行ったお店を経て暖簾分けしてもらったくらいで、中華屋を名乗る阿呆も多い。田舎のラーメンも、よくよくルーツを辿れば、確かに中華麺が根本にあるのだろうが、でもやっぱり、同じラーメンといえども、別の食べ物として捕らえた方が正しいのだろう。
　さてさて、私はこのお店のラーメンが嫌いではない。スーラータンメンや鱶鰭ラーメン、坦々麺も美味しい。
今回は、冬の新商品として新しい麺を売り出していた。麺生地の塊を刀で削る刀削麺と云うのがあるが、その生地を厚めに切ったひもかわうどんの様なラーメン（刀切麺と名乗っていたが、中国には本当にそういうものがあるのか、はたまたオリジナルなのかは定かでない）だ。
全てのメニューにおいて、この刀切麺か通常の麺がチョイスできる。私はひもかわうどんもほうとうも好きだし、イタリアンではタリアテッレ（フィットチーネ）も大好きだ。なので、迷わずその刀切麺を注文した。太麺なので、味付けのしっかりした坦々麺でお願いした。
このラーメン、思った以上に美味しい。次は違う味付けで食べてみたいと思わせる麺だ。おまけの海老ワンタンも美味しかったし。
ただ難点が一つある。店があまり広くなくて、一つ一つテーブルが小さいので、ベビーカー持ちのファミリーには優しくない。しかも混雑しているのでラーメンが娘にかかってしまわないかヒヤヒヤしてしまった。（行く方が悪いのかも知れないが・・・）今のところ、家族では行き難いお店と言う事だね。
　昨年の日記に書いたと思うが、日暮里の『馬賊』と云う中華ラーメン店の麺も特徴があって美味しかったが、この刀切麺、私の中でブームになりそうな予感である。

「デブ線ではないけれど　太い麺は美味しいな　
　　　　　　　　　太いｗｏｍｅｎも趣あるぞ　擂りゴマ擂りゴマ・・・」　匂