モジリアーニ2009年03月07日 16:00

 2月某日

 書こう書こうと思っていたが、忘れてて今頃に。(今日は3月7日)
 確か2月前半だったと思うが、BS(これも定かでない)で画家モジリアーニの伝記映画がやっていた。
料理を作りながらだったのであまりじっくりとは見ていられなかったのだが、ピカソや他の有名画家達との関係や、彼の能力、亡くなり方など非常に興味の持てる撮り方で面白かった。
モジリアーニ役がまたアンディー・ガルシアと私の好きな役者で、色っぽくて好かった。
映画ではモジリアーニは酒好きであり、飲みながら絵を描くスタイルで、一方ピカソはとても真面目。ライフスタイルは規則正しく、ナイーブで臆病、だが絵に自信はあり、命を懸けていた感じである。
他の有名画家も(ユトリロとかいたような・・・?)特徴的で、絵を描くスタイルや性格が特徴的に表現されていた。それぞれが同じ会に出展する為に絵を仕上げるシーンはとても面白かった。
その時のピカソの出展作品は「モジリアーニ」だった。
映画の最後で、ピカソの死に際の言葉は「モジリアーニ」だったとあったが本当だろうか?
本人が言ったか、モジリアーニの婚約者が言ったか忘れてしまったが、ピカソにむかって、あなたは死に際にモジリアーニの名前を呼ぶでしょうと云う予言通りになった訳である。
ピカソは、モジリアーニが好きで、彼の能力もライバル心がありながらも認めていたようである。そう云う気持ちって、私も自称アーチストだからよく判る。
 そう云えば、兄が昔モジリアーニの絵を模写して飾ってたっけな。ま、どうでもいい話だけど・・・

インドカレー2008年05月06日 18:40

 5月6日(火)

 連休最終日ははのんびり自宅でと云う事で、DVDなどをレンタルして来た。
タイトルは『幸せのレシピ』だったかな?
主人公は女性で、天才フレンチシェフ。姉の突然の事故死から、義娘を面倒見る事に。やむなく主人公が休暇を取ってる間に、店のオーナーはつなぎで天才イタリアンシェフ(男性)を雇い入れる。休暇あけの主人公は、初めイタリアンシェフに辛くあたるが、だんだん二人は恋中に・・・
みたいな内容である。
ありがちな内容だが、私的には色んな料理が出てきて非常に勉強になった。厨房内の様子やスタッフもかなり本物っぽく作ってあってワクワクさせられた。

 そんな映画を見つつ、ランチに、レンズ豆を入れたインドカレーっぽいものを作り、アターと云う粉を練って、丸めて、寝かせて、伸ばして、フライパンで焼いて、カレーをつけて食べた。
インド料理を直接指導してもらった経験がないので、本格なものが作れているのかどうか判らないが、以前本格な方から譲っていただいた、ご本人著の本を参考にしているから、全く日本人が作るカレーよりはインドっぽく仕上がっている筈なんだけど・・・。
 気候が温かくなってくると、不思議と辛いものが食べたくなったり、レゲエが聞きたくなったりする。そんな時は、我慢せずに両方を実行するに限る。食べたい時に食べるものは美味いし、聞きたい時に聞くと気分も好いものだもんね。

またまた妖怪映画2007年09月10日 23:50

 9月10日(月)

 レンタルビデオ屋を行き来していると、マイナーな作品も見つけてしまうものだ。
今回は『妖怪奇談』と云う、全く知らなかった作品と出合った。
しかも去年あたりに公開されていた映画らしい。これだけ妖怪アンテナを働かせている私をスルーしているなんて、信じられない。正に妖怪だ。
 内容は、現代版轆轤首、鎌鼬、のっぺら坊。三話オムニバスのようで、ちょっとずつ繋がっている。同時期に起こった人間の突然変異話だ。簡単に言えば、首が伸びちゃった人間、爪が伸びちゃった人間、目、鼻、口が無くなっちゃった人間の話である。
現代版の妖怪話を作る事自体は面白い発想だが、三話とも趣味や職業、性格が高じて妖怪化してしまうと云う内容なので、ちと飽きてしまう。
もっとどっぷり百物語風にしたら面白いだろうに。この作品は、オムニバスとは思わずに、3話で1話と思った方が好いだろう。
全員女性が妖怪化するあたりは狙いだろうな。
確かに、今の時代、女性の方が妖怪化している感はある。ちょっと古いが山姥メイクもそうだ。流行にいち早く飛びつき、凝り方が徹底的で、飽きるとポイ、異常に切り替えが早い。そんな男性には理解しがたい部分に着目し、妖怪的だと比喩した作品だ。
 本編のオープニングとエンディングにショートショートがおまけでついている。
恐らく蛇女であろう交通安全おばちゃんに、オープニングで男の子は食べられてしまうのだが、エンディングの女の子は自分も蛇女と化して、これから戦わんとばかりに舌なめずりをする。
これは、年の差を問わずにムキになる女性の、男性にはとんと理解しがたい姿が表現されていて面白い。
 変異した主人公はどれも不幸な結末を迎える内容になっているのだが、話の続編を用意するとするならば、恐らく時間が経てばまた普通の人間に戻り、ケロッとした態度で社会に溶け込んでしまうと云うのが好いだろう。
女は怖いな。家にも妖怪が二人と一匹いるからね~。

夢22007年09月09日 18:36

 9月9日(日)

 以前にのりへいが取り上げていた『ユメ十夜』。下のレンタル屋で貸し出しが始まったので観てみた。
 何じゃこりゃ?おもろない。小説読んでないと判らないモンかいな?
1夜~10夜まで、それぞれ別の有名監督が取った作品だとか。
どの監督さんも奇を衒い過ぎではないだろうか。コンセプトが見えな過ぎる。自己満足の為?若しくは通受けの為?又は他の監督を意識しすぎた?どうでも好いけど、こんだけ訳判んなかったら人気ないわな。新作なのに、一本しか置いてなくて、しかも誰も借りようとしない様子を見ると理由が判る気もする。これが面白いって云う奴は変わり者だね。
先日観た黒澤明氏の『夢』の方が、私は面白かったがね~。似たような趣向だし。アートといえども、やっぱり人に見せようと作った作品なら、もうちょっと見る側に親切でなけりゃあね~・・・。
 ケーブルテレビの日本映画専門チャンネルで、早くも『UDONN』が放送された。これは、昨年嫁が劇場に観に行って失敗だったと云うので、私もレンタルを躊躇していたのだが、テレビで見れるなら見ようと思った次第。
そしたら、面白いじゃないか!
そう嫁に言ったら、「劇場で観るほどではないと思っただけで、面白くないとは言ってないわ」と返されてしまった。
なるほど、私の誤解だった訳だ。凄く期待していなかったので、ちょっと得した気分になった一日だった。勿論お昼御飯は讃岐うどんにした。
トッピングは、昨夜作った豚バラ角肉と冬瓜の軟らか沖縄煮、葱、ワカメである。口がその気になっていたと云うのもあるが、嫁も私も娘も、あまりの美味しさにガツガツ食べてしまった。
UDONN、是非ご覧アレ。トータス松本とユースケのコンビは、昔スペースシャワーでやっていた『夕陽のドラゴン』を思い出さずにはいられない。

2007年09月02日 19:00

 9月2日(日)

 今日はのんびり過ごそうと思ったが、退屈なのでDVDを借りてきた。
黒澤明監督作品の『夢』と、梅図かづお先生の『猫目小僧』実写版である。
 前作品は、結構マニアックな作品だ。黒澤明監督が見た夢を実写化した7本立てのオムニバスだ。どれも怪談の要素が高く、妖怪もちょこちょこと登場する。やっぱり、想像豊かなアーティストの方が、妖怪を見易いのだろうな。
台詞が少なくて眠気を誘われる作品だが、20年以上も前の作品とは思えないくらい映像が綺麗で、また芯の通った仕上がりである。
特に、今は亡き、いかりや長介氏が鬼を演じている話しは、ドキリとする迫力がある。他に桃の節句に於ける奇怪な夢、狐の嫁入り、雪女などなど、ラフカディオ・ハーンを彷彿させる話しのオンパレードである。これは、お勧めの逸品でっせ、のりへいさん。
 さてさて、猫目小僧さんの方だが、内容もCGも幼稚だけど、逆にそれが面白かった。もともと私が小学生くらいの時にテレビ放送されてたアニメ猫目小僧の内容となんら変わりない。因みに私は、そのアニメ版猫目小僧を全話分録画している。背景だけが動く、半アニメーション、半紙芝居みたいな作品だが、なかなか趣がある。
実写版は、如何見ても、猫目君の被り物をした人間としか見えないが、そこがまた梅図氏の狙いだったりもするのかな?
悪い妖怪は、『ギョロリ』と云う名の三つ目妖怪で、竹中直人氏が演じている。竹中氏も、この手の妖怪映画には必ず出演しているところをみると、相当な妖怪好きなのだろうな。
お勧めはしないが、息抜きにはなるかもね?な作品だ。

ファースト・デー2007年09月01日 22:41

 9月1日(土)

 浦和三園のイーオンに、嫁と映画を観に出かけた。
娘は、先週月曜日との振り替えで、土曜保育をお願いした。
 毎月1日をファースト・デーとして、1000円の割引入場料サービスをしている映画館が多い。勿論、浦和三園のマイカルもである。
なので、今日は2本見ちゃおうかと計画を練った。
が、観たい映画は8月中に観てしまったし、どうしても観たい映画は今のところない。しかし、1000円なら、多少外れの映画も我慢できるしね。
で、タランティーノ監督の新作とオーシャンズ13なぞを観てきた。
ファースト・デーで混雑かと思いきや、劇場内スカスカなのに吃驚。好環境で観れたと云う事もあり、両作品ともまあまあ笑えたし、「1000円ならね」と二人とも納得。
 夕方、娘を保育園に迎えに行き、皆で焼肉屋へ。
そう云えば、私、昨夜も会社の付き合いで焼肉屋へ行っているのだが・・・。
ま、好っか。同僚と家族ではまた雰囲気違うし、お店も違うし、ビールが上手けりゃ幸せってモンでしょう。

このブログについて

私の作成するホーム頁『匂山人の有卦に入る』から分化したモノです。ですから、主なネタは妖怪、料理、音楽、家族、仲間、犬などになってます。
私に興味を持ってしまった奇特なアナタ、時にジンワリ、時にニンマリしてみてちょーだい。
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