これがゼリーフライ2010年09月25日 13:24

 お城巡り中、ちょっとグルメ情報。
 行田と云えば、B級グルメでお馴染みのゼリーフライがあります。
勿論、食べてまいりましたよ。お城巡りと食べ歩きはセットですからね。
実は食べ物が歴史に関連しているなぞと云う話も多いにありますし。

 今回のゼリーフライやフライ(後に説明します)も意外と歴史は古いようです。

 ぜりーフライは、その形が小判型である事から「銭フライ・・・ゼリーフライ」と呼ばれるようになったとか。
発祥は日露戦争時、中国から伝わった野菜饅頭が進化したと言われます。蛋白源はおからのみ、他じゃが芋、人参などで作られています。
衣はパン粉を使っていないそうですが、粉を塗しただけでコロッケは上手に揚がるものではありません。食感からも、私が分析するには、泥付けした後、上新粉か強力粉か?兎に角硬めの粉を(若しくは細かく挽かれたパン粉)塗しているに違いありません。

そしてコレがゼリー2010年09月25日 13:39

 行田には「ゼリー」と呼ばれる、ゼリーフライとは全く別な食べ物(こちらもB級グルメでお馴染み)もあります。
現地では、両方が食べられるお店が何件かありますので、博物館でマップをもらってから行ってみては如何でしょう?
 
 そしてこれがゼリー。
 北埼玉地方は古くから小麦の産地であることから、農家でおやつにと手軽に作られていたものだそうです。
韓国のチヂミに近いかしら?
お好み焼きより薄皮で、もんじゃ焼きより濃度の濃い溶き粉を焼いた(今では卵を混ぜたり、焼きそばを包んだり)食べ物です。
 昭和初期、足袋作りの盛んだった行田。工場で働く女工さんの間でおやつとしてブームになったのが切欠で今に至るそうです。

 写真は、やきそば入りフライ。
私の好きな居酒屋メニュー、「オムそば」にそっくりですが、皮が粉なので重たい。
私たちは、忍城から徒歩5分くらいの「かねつき堂」と云うお茶屋さんみたいなお店で、こちらをいただきましたが、流石はB級グルメ、安価でヘビー。想像以上に腹一杯になりますので、お出向きの際は、おやつとしてではなく、食事としてが○ですね。
因みに、どちらもテイクアウト可能でした。

騎西城?2010年09月25日 14:01

 土塁が若干窺えますが、天守周りからはあまり当時を感じ取れない場所でした。
天守自体も勿論模擬。しかも、非常ベルや非常灯が矢鱈目立って、いかにも新しさとセンスのなさが伝わりました。
中は資料館になっていますが、見学は期間限定があり、11月からだとか。なので、今回は見学できませんでした。
 
 騎西城は、鎌倉時代に築城されただろうお城で、足利、山内上杉氏などが関連していたらしく、後には、関東入りした徳川家康が、松平康重を城主としたとか。
歴史を辿れば、それなりに重要ポイントだったようですが、町興しにせよ、どうせ築城し直すなら、もっとそれらしく、意識した方が好いかも。
 予断。
何度も言いますが、我が家は現在城ブーム。
先日、「築城せよ」と云う映画(DVD)を借りてきて見たのですが(タイトルに興味を惹かれまして)、これが大爆笑。
こんな内容。
開発予定のある城跡に、現地の反対派市民達が新たに城を建てようと運動をする中、ある切欠から当時のお侍様に数名がのりうつられてしまいます。さて、立ち退きまでの限られた期間内に立派なお城は建つのでしょうか?
あるホームレスの案から、芸大生がリーダーになってダンボールで築城する事になるのですが・・・どうなる結末!!
興味ある方、見てください。
 騎西城を見学に行き、そんなDVDの事を思い出してしまいましたね、私は。

関宿城博物館2010年09月25日 14:38

 この博物館は、千葉県野田市(埼玉県と隣接)に平成7年に建てられたものです。
関宿城を模した天守閣を再現した博物館で、展示内容はまずまず。
夏休み期間中とは言え、流石に平日は館内ガラガラで、のんびり見学できました。
 この地区は、利根川を利用した河川流通の中継点として、多いに盛った場所だそうです。
 因みに、野田市と言えば、銚子と共に、キッコーマンやキノエネ醤油などで有名ですが、これらも当時河川流通より栄えたモノの一つだそうです。他に、佐原の酒、流山の味醂、猿島のお茶などの産業も発達しました。
 関宿城自体は、江戸時代当時、忍城や佐倉城とならび、江戸城を守る重要な城の一つだったようです。
 近くでよく見ると似せ城ですが、ちょっと離れた場所からの景観は抜群に綺麗です。夜はライトアップもされるようですよ。

 博物館横のお土産屋さんで、歌川国芳の「相馬の古内裏」と云う絵葉書をゲット。ガシャドクロが描かれた妖怪好きの間ではメジャーな画です。以前、この博物館で展覧会をやった時の記念絵葉書みたいですね。これは拾い物でした。

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