小汚いステーキ店2007年07月23日 21:35

 7月23日(月)

 小学校は夏休みに突入し、我々は厨房の清掃作業に励んでいる。
恒例だが、本日よりお昼御飯の食べ歩きが始まった。
初日の今日は、某ステーキハウスを訪れた。浅草では結構有名どころらしい。テレビや雑誌でも多く紹介されたり、有名人の訪問も少なくないとか。外観は古臭そうなお店だが、一度は話しの種にしたいと思っていたお店の一つであったので足を運んでみた。

 感想を書くのがつらいが、二度と行きたくないお店にランクインさせていただこう。
もともと古いお店なのだろうが、想像以上に店内が小汚い。(特にトイレが汚かった)
ステーキやさんだから、鉄板を挟んで厨房が丸見えなので余計なのだが、調理人の身支度がなっていない。帽子も被らなきゃ頭髪も不潔だし。
注文したら作りおきしてあったハンバーグやオムライスがすぐに出て来て悪印象。
決定打は、同僚の味噌汁の中に小さなゴキブリが浮いていた事だ。勿論店員に告げたし、店員も低姿勢で詫びてはいたが、同じ鍋から再び代わりの味噌汁を注がれたって気持ちよくいただけないだろう。我々の食欲も萎えてしまった。
赤ワインなぞがサービスで出たのだが、そんなサービスよりももっと清潔さに気を配るべきだろうと思った。味云々の前に、飲食店として基本的なことができていないお店である。
我々5人は、もう二度とこのお店の敷居をまたぐ事はないだろう。

 口直しに甘味屋へ行き餡蜜などを食べた。こちらは小奇麗な落ち着くお店だった。浅草らしい、少々お値段高めのお店だったが、飲食店は先ず小奇麗でなくてはNGである。
おかげで、我々の午後の清掃作業は熱が入った。

美味いじゃん、正華飯店2007年07月25日 22:44

 7月25日(水)

 中華料理の老舗、浅草雷門近くの『正華飯店』のランチをいただきに行って来た。
ランチメニューは5種類くらいあったろうか?と言っても、メインのオカズが違うだけで、御飯、スープ、小鉢、ザー菜、デザートが付くのはどのメニューも同じである。御飯はお代わり自由だ。
オカズは麻婆豆富や海老チリ、他は炒め物が多かった。
 ホールの店員さんが中国の方らしく、他のテーブルでオーダー聞き間違いなどがあった様で、もめていた。ちょっと雰囲気が悪かったのだが、味は好かったと思う。
 私は麻婆豆富ランチ、同僚達はリッチにも(若干値段が高め)海老チリランチを注文。両方ともかなり辛くて、パンチの効いた味だった。
特に私の食べた麻婆豆富は、焼いた鍋に入ってぐつぐつ煮立って出てきた事もあり、非常にホットで勢いを感じた。口に含むと、初め甘めの珍しい味わいが広がり、後から辛さがこみ上がって来る。もともとオカズの量も多いので、御飯一杯ではオカズとのバランスが保てない。
ダイエット中なのだが、やむを得ず御飯のお代わりをお願いした私だったが、同僚が「その汗のかき具合なら、食べながらにしてダイエットできてますよ」と慰めてくれた。
気付くとうなじ辺りは汗だく汁だくであった。相当辛かったからな。
 小鉢に大豆と根菜の煮物が出てきたのはミスだと思った。写真ではサラダが付く筈だったのに、これは日替わりなのだろうか?まるで安い居酒屋のお通しの様なメニューである。
他が中華なのに、コレだけは完全に和食である。何でこんなメニューが出てきちゃったのか謎だ?兎に角NGだな。
 
 私がよく行く中華ラーメン店『揚州商人』のオーナーの父は、何を隠そうこの正華飯店のもと経営者だとか。詳しい話は知らないが、揚州商人のホームページでもそんな紹介が載っていたので、興味があったら見ていただきたい。
このブログでも何度か取り上げさせていただいたが、揚州商人のラーメンは私も嫁も大好きである。そのラーメンのルーツは、実は正華飯店にあるとなれば、次回は是非ラーメンを食べに行かねばなるまい。そう云えば、ラーメンメニュー多かったしね。点心類も力入れてる様だったよ。
このお店は中々当たりだったかな。一昨日のステーキ屋さんが失敗だったからねー。

古ビルに活気を!2007年07月28日 23:23

 7月28日(土)

 ちょっと用事で北浦和へ。序にランチでもと思い、前々から気になっていたイタリアンのお店に寄ってみた。
某古ビル最上階に数年前引っ越してきたお店である。
シェフが一線で活躍していた方だと聞いていたので、一度は行きたいと思っていたのだが。
 店名からしてなのだが、マグロを使った料理が多いような気がしたが、そう云う理由からなのかしら?
 工夫のありそうなメニュー名と説明文が店内黒板に沢山書いてあったが、ランチ時間だったので私はランチメニューの内の『茸と小柱のジェノバ風スパゲッティー』を注文、嫁はトロトロオムライスを注文した。
嫁のオムライスに掛かっていたビーフシチューは、赤ワインの風味が効いていて、プロっぽさを感じたが、私のスパゲッティーの方は、定かではないのだが、若干冷蔵庫内の何かの臭いが、何かにうつってしまった様な、ちょっとした異臭を感じてしまって残念だった。もしかしたら、私の鼻や味覚に原因があったのかも知れないが、そんな訳で、フレッシュ感が損なわれてしまってちょっとがっかりだった。塩気も微妙に強かった気がしたし、バジルの風味がもっと前にでたモノを想像していたので、パンチに掛ける気もした。
 嫁は、ちゃっかりデザートセットなんかも注文しており、私も一口いただいたのだが、長芋のカステラ(珍しいメニューだ)は意外とあっさりで美味しかった。
 お店の雰囲気も店員さんの態度も好感が持てるのだが、どうもあまり流行ってないのが気になるな。ビル自体が古いし、あまり人が集まらないビルなので、ひょっとしたら開店場所の選択ミスなのかも知れないね。
腕の好いシェフのお店なのなら、ちょっと勿体無い気がする。

津軽ラーメンと河童2007年07月31日 16:00

 7月31日(火)

 今日は浅草で津軽ラーメンとうたうお店でラーメン?をいただいた。
私の知る青森ラーメンは、黄色みの強い、ちぢれ極細麺なのだが、このお店の麺はストレートの太麺でカンスイ臭さ(卵臭)が弱い。私の認識とは真逆のラーメンであった。青森県も広いから、色んな麺があるのだとは思うが、ソレが本当に県の代表的なモノなのかどうかは、やはり現地に訪れてみないと判らないのかも知れない。
 今日のお店のソレは、どちらかと云えばラーメンではなく、うどん(特に讃岐うどん)に近いと思った。
スープは濃厚煮干出汁。あっさり濃い口醤油味だが、煮干の出汁は相当効いている。
メニューは、つけ麺タイプと通常のラーメンタイプと2種類あり、それぞれに大、中、小と(恐らく麺の量が違うのだろう)ランクがあり、850円~650円と100円刻みの価格となっていた。
トッピングはチャーシューが5,6枚乗っていて気前が好い。他は葱、細めのメンマ(コレは手作りか如何か判らなかった)のみ。ゆで卵が50円、煮卵が100円とあった。
食いしん坊には、無料で御飯が付き、しかもお替り自由。これにも別料金だが、明太子などのトッピングが用意してある様である。
 一緒に行った同僚は、このお店のラーメンが気に入った様子だが、私はラーメンでは細麺が好きなので、うーん、如何でしょうかと云うところ。
スープに若干酸味が感じられたのも気になった。恐らく醤油の風味が変性したのだと思われるが?
シンプルなデリケートなスープなので、気配りが大変なのだと云う事は判るが、正直言って、もうひとこえの工夫が必要なのかもと思った。
 東京に来たら東京っぽくアレンジしなければと云う気持ちも判らなくはないが、個人的には、信念は曲げずに、ドンドン郷土料理を広めるつもりでやっていただきたいものである。
私たちの様な食べ歩きが好きな輩は、どちらかと云えば、美味しさや好みだけに拘らずに『本格』が食べたいのだから。

 お昼で仕事が終わったので、合羽橋まで散歩がてら足をのばし、前々から見学したかった曹源寺(別名:河童寺)前まで行ってみた。
前までと云うのは、実はこの寺、『河童の手のミイラ』や様様な画家が描いた『河童の天井絵』などを所蔵しており、アポをとればそれらを見せてくれるらしい。で、午前中に一報を入れたら、本日はご住職が不在と云う事で、河童堂の見学はできないと断られてしまったので、日を改める事にしたのである。来週あたり再度問い合わせてみる予定だ。
 私の今夏のテーマは『河童』である。
だから、今日はどうも気持ちがおさまらず、場所だけでも確認しておこうと、住所片手にお寺を訊ねた次第。
ちょっと迷ったが、見ーつけた。
ご近所の商店街には河童のオブジェがポツポツ置かれ、商店街の歩行レーンには、河童の絵が(写真参照)。確かにこの一帯だけは異色である。面白い場所だ。
 と云う訳で、夏が終わったら、ホームページにも河童の特集をアップするつもりである。さて、この夏どんな体験ができるやら?

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私の作成するホーム頁『匂山人の有卦に入る』から分化したモノです。ですから、主なネタは妖怪、料理、音楽、家族、仲間、犬などになってます。
私に興味を持ってしまった奇特なアナタ、時にジンワリ、時にニンマリしてみてちょーだい。
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