浅草羽子板市2007年12月19日 19:29

 12月19日(水)

 仕事帰りに羽子板市に寄ってみた。浅草の羽子板市と云えば、毎年あちこちのテレビでも紹介されるほど有名だ。
ところが昨年は、娘が産まれたばかりだと云うのに、全くそんな行事がある事を知らず、しかも、羽子板に女の子の健康や発展を願う謂れがある事すらよく知らなかった始末である。全く、無知な自分に呆れる。
私の母が、「来年こそは買ってあげな、お金は出してあげるから」と云うので、実は今日の寄り道は、見学だけではなく、好いモノがあれば買う気満々だった訳である。
 浅草寺の境内はかなり広いので、沢山のお店が出ていたが、よく見ると同じお店が何箇所も手掛けている様だった。
羽子板の値段やモノの見極め方など何も知らなかった私は、一つのお店にターゲットをしぼり、結構図々しく質問をしながら、しかし結局そのお店では買わず、安売りの始まった隣のお店で買ってしまったのだった。
羽子板市は今日が最終日で、しかも時間帯も終わりに近づくとかなり値段を下げてくれると云う情報は、職場のパートさん達からも聞いていたので、まあ計画通りと云えば計画通りだ。
で、羽子板のランクだが、勿論大きさもあるが、どの部位にどんな素材を使っているかが決め手らしい。差し詰め、簪が柘植で造られたものかどうかはポイントだとか。あとは着物の内側の綿にどんな素材が詰められているかとか、顔つき(目の瞳など)に職人の思いが込められるんだそうだ。
 売る側は職人さんだから、買うコツとしては、好みの商品が決まったら、それを褒めながら、あまり持ち合わせがない事をアピールすると好いだろう。
そこいらの出店商売と違って、全くしつこい押し売りはしないので、そうそう大きな値下げは期待できないが、逆にそう云う店ほど丹精を込めた商品造りをしていると云う事なのかも知れない。

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