赤鬼と黒鬼2009年04月11日 10:46

 4月11日(土)

 会社の同僚が、「今頃になっちまったけど、厄払いに・・・」と新築祝いに赤鬼と黒鬼の置物を贈って下さった。ありがたい事である。
私も今まで色んな形で自宅を厄払いして来たが、鬼の置物を置くというスタイルは初めてである。
 子供の頃、私の家の玄関には、青森土産『ナマハゲ』の立体壁掛けが、やはり厄払い(魔除け)の意味で飾られていたが、その形相が当時の私には結構恐ろしく感じたものだった。
そして、なんでこんな恐ろしいものを大人は家に飾るのか?私にはとんと理解できなかった。
小学校卒業頃だったか、間違いで青いナマハゲの角が一本折れてしまった。(確か引越しの荷詰めでの失敗だったような記憶があるが?)
今思い起こすと、以来そのご利益(効き目)が減ってしまった様な気もしないでもない。そして以来、そのナマハゲの恐ろしさも半減してしまった。「ナマハンゲン」である。なんちゃって。
 今回の同僚からの贈り鬼も、私が部屋に飾ると、娘の香月は、飾ったその部屋を恐がって、夜は入ろうとしない。
 写真を見てお判りだろうが、とても愛らしい顔付きの鬼さん達だ。
それでも幼い子供には恐いのである。誰から教わったと云う事もなく、何となく雰囲気を感じ取るみたいだ。
 香月は、神社に行ったり、寺にお墓参りに行っても、私に抱っこをせがみ、顔を伏せてしまってとても恐がる。
そんな様子からも見て取れるが、現実と非現実が子供ながらにもきちんと整理できているのである。
 実は、今回の鬼の置き場をPC(パソコン)の部屋にしたのは、香月の悪戯を祓う為でもあったりする。大切なものが置かれた部屋に彼女があまり近寄らない様にと云う私の作戦である。我ながら賢い処置だ。
と云う訳で、まさに厄払い鬼として、また、私の妖怪コレクションとして、非常に嬉しい贈り物だ。
Oさん、ありがとう!

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