ラヂオ番組アヴァンティー2009年01月31日 20:54

 1月31日(土)

 土曜日の夕方5時から放送のラヂオ番組(東京FM)を聞きながら、夕飯を作るのが、10年来、私の至福の時間だ。(夕飯を作っていなくとも、風呂内で聞いていたり、ドライブ中に聞いていたりもまた至福だったりする)
あまり他に物事を考えないで良い状況下でこの番組を聴いていると、掘り出しネタがあってとても勉強になる。
この番組のお陰で、今までどれだけ私が友人達に薀蓄を語れた事だろうか。(たまに嘘情報もあったようだが・・・)
兎も角、色んな業界人の話が聞けるので、ちょっとマニアックな話が聞けるところが私好みなのである。
 今日の放送にこんなネタがあった。

~堀賢一さん~
(「ワインインスティテュート」日本支部代表)『ワインの価格』の話

 ワインは円高が価格に出るとは限らない。一番安いワインなら卸価格が1ドル。ここに関税や酒税が加わって日本の店頭で500円くらい。だから円高で1ドル100円が90円になってもあまり影響が出ない。
 逆に高価なワインほど円高の影響は大きい。ただし輸入業者は3ヶ月分くらいのストックを持っているので、円高の影響が出るのはこれから。
 さらにワインの価格を難しくしているのは、ワインが投機の対象になっていたこと。2000年頃はシャトー・ラトゥールでもシャトー・マルゴーでも先物で買えば高くて2万円だった。それが去年、大して良くない2006年のヴィンテージが10万円という価格になっていた。
 だから今、円高だからとシャトー・マルゴーを買ったりしては絶対にいけない。2~3年で昔の3万円程度に落ち着くはず。
 今なら投機の対象にならなかった下のクラスのワイン(1万円未満)がオススメ。安定しているのはカルフォルニアやオーストラリア、チリなどのワイン。
 ヨーロッパは収穫期に雨が降りやすいせいで安定していないけど、実は2005年が20年に1度というすごいヴィンテージだった。これをいま買って20年後に飲むのが最高。

 こんな内容の放送だったのだが、ゲストは最後に「2005年のボジョレー・ヌーボーは20年後に相当価値が出る筈」的な話をしていた。
何?2005年のボジョレー?
料理中だったが、私はおもむろに階段下の私の隠しワインコーナーへと向かい、一本のワインを手に取り戻った。
あるではないの、2005年のボジョレー・ヌーボーが。
普通、ボジョレー・ヌーボーを保存しておくなんてナンセンスなのだろうが、たまたまこの年のこのボジョレーのラベルをジミー大西氏が手掛けたと云う事で、もしかしたら値打ちが出るかもと考え、取って置いたのである。そう云えば、この年は、ワイン造りには最高なぶどうが収穫できたとか、何十年?かに一度のボジョレー・ヌーボーだとか騒いでいたような記憶もある。
果たして、ラヂオの情報が嘘か真かは判らないが、自分の見る目にちょっとだけ自信を持ってしまった私は、その後気分よくパスタをこさえて他の安い赤ワインと楽しんだのだった。
 因みに、私のワインコレクションは結構マニアックだと思う。十数年前に買いだめして置いたモノが多いかしら。

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