匂山人の　ジンワリ　ニンマリ

　5月25日（日）

　久しぶりに近所の魚市場に行ってみた。
相変わらずの混雑で、駐車待ちの車がズラリと連なる様子を眺めつつ、私はちょっと離れたところにある第二駐車場にさっさと車を納めて店内へ。だって、駐車待ちしてる間に、好いネタ売り切れちゃうかも知れないじゃん。だったら待ってないで歩いた方が得策でしょ。

　おー、鮃が安いじゃないの！
でも鮃の旬は確か冬。春は産卵期なので、油が抜けて味が落ちると云う話を聞いた事がある。
でも、このサイズで1800円は安すぎるだろう。他所なら3000円はするんじゃないだろうか？
で、一番にゲット！（写真：体長４３ｃｍ）
薄造りにしてポン酢で食べた。確かに冬の鮃より味は落ちるな。
　次に鰯。一笊200円で２０ｃｍくらいの大きめサイズが５～６尾だ。
鰯も秋から冬が旬だと云うが、見るからに新鮮なのでゲット。
刺身で一尾食べて、残り4尾は後日『梅干煮』でいただく予定。
　お次はやっぱり鰹。今頃のものは初鰹と呼ばれる。
実は私は、初鰹より秋口に出回る戻り鰹の方が好物である。何故なら初鰹は淡白で、ちょっと酸味があり、臭いがきつい気がするからである。だが、やっぱり旬モノは食べたいところ。
大蒜を利かせた焼肉タレみたいなソースを作って、掛けて食べてみたら絶品！こりゃあ売れるぜ。メモっとこっと。
　それからノルウェー産サーモン小4切れ（200円）とビッグジャコ天（さつま揚げですね：一枚100円）をゲット。
鰻も買いたかったんだけど、国産はあまりよろしくなかったので見送った。

　この市場の隣に、野菜、お肉の安いスーパーがある。魚は隣にゃあ勝てないので、全く扱っていないスーパーだ。ある意味賢い。
さて、ここは特に野菜が安い。直送モノも多く、質も悪くない。なので、魚を見た後は必ず寄ることにしている。
今回は胡瓜、大根が特に安かったので、漬物を一杯作った。
漬物作っていたら、あーもう夏なんだなと思った。
蹄鉄みたいに曲がった胡瓜を見ると、夏に私が田舎に帰るたびに、死んだ親父が袋一杯自分で育てた胡瓜（地這い胡瓜とよんでいた）を持たせてくれたっけなと懐かしくなる。
曲がった胡瓜、見てくれは悪いけど、美味いんだよね、味が濃厚で。
漬物できたら、親父の写真の前にお供えしなきゃな。

　買い物に満足し、夕食たらふく食べて満足し、私がウトウトとし出した頃合いに、嫁さんがポツリと呟いた。
　「今日って、あたしの誕生日なんだけどな・・・」
・・・ありゃりゃ！やってもうたかな！
嫁は、別段私が誕生日を忘れてた事に怒ってる様子でもなかったのだが、明日はたまたま代休で休暇日だし、美味いケーキでも買ってきてやろうかなと思う優しい（と云うか気の小さい）私だったりする。