匂山人の　ジンワリ　ニンマリ

　2月28日（土）

　昨年引っ越して以来、和室に神様を祀りたく、儀式をしてもらおうと、吉日を狙って大宮の氷川神社の神主さんに出張調整をしてもらっていたのだが、この度やっとそれが叶った。
昨年末に予約を入れてやっとである。流石は初詣参拝客数が全国で9番目（お寺も入れて9番目だそうだ。年々増え続けているらしい）に多いと云う実績を持つ神社である。
　氷川神社は神主さんが二十数名もおり、殆どが通いなんだそうだ。
因みに今回我が家に来てくださった神主さんは神社に住み込みだそうだ。
最近では神主になりたくて入門してくる人が多いそうである。私の知らない世界だが、そう云う職業もあったんだな。今、私が社会に出る前の若人だったならば、もしかするとそんな道も考えていたかも知れないな。
　私の実家が数十年前にやはり神棚を祀った時、来てくださった神主さんが
「この子は将来右目が悪くなり易いから、今のうちに小魚などを食べさせるように・・・」
と幼少の私を見て、両親に警告して帰ったのをよく覚えている。
神主さんと云うのはそんな能力が付いちゃうものなのか、今回私は聞いてみたところ、そんな能力は全くありませんだと。
寧ろ、そうした能力があって何かが見えても、それを本人達に告げるような事はしないものだそうだ。神主さんの忠告なら一般の我々は深く信じてしまいますもんね。
そう考えると、あの実家に来た神主は、胡散臭いな。ま、もう生きてないだろうし、どうでもいいけど。
でも、あの言葉を信用して、私も一時必死であまり好きでない小魚を食べた記憶があるから、少々被害を受けているのだ。
　
　さいたま市は神社が少ないので、我が家のエリアだとやっぱり武蔵一宮氷川神社が氏神様となるようである。
もう少し浦和寄りになると、以前ブログでも紹介したが、兎がトレードマークの調神社と云う事になるらしい。
ま、人気の神社はなかなか予約が取れないと云う事だ。
因みに今日は大安で、結婚式も4件入っているそうだ。
　
　私達家族は、建ってしまってから現家を購入したもので、地鎮祭とか棟上式とか、そう云った家を建てる際に神様が関わる儀式に全て出席していない。なので非常に気掛かりだったのだが、コレで安心。
序に全部屋「屋払い」までお願いしちゃったりして。
　風水的に我が家のキッチン方位は荒神様を祀った方が好いとドクターコパの本に書いてあったので、荒神札も購入し、既にお祀りしている。これは火災除けである。私は職業柄キッチン大切だからと云うのもある。
　
　この儀式には、酒、米、水、塩の他、こちらで用意するものがたくさんある。旬の野菜、果物をそれぞれ２～３種５～６品、ワカメ、昆布に尾頭付の魚（鯛がオーソドクス）、それから勿論生の榊である。
　全て昨日の内に用意して準備万端望んだら、神主さんも感心していた。「一般の家庭でコレだけ大きな鯛をご用意されるのは珍しいです」と言われたが、「職業柄、捌くのが得意なので」と応えたら納得していた。
鯛は後で刺身と鯛飯にでもしようと思う。